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NSMシリーズ うるう秒の影響について

掲載日:
2015年6月19日
更新日:
2016年11月30日
概要:
日本時間2017年1月1日の午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「うるう秒(8時59分60秒)」の 挿入が実施されます。
NSMシリーズ製品に影響があることが、米国時間2015年6月18日Juniper社より、KnowledgeBaseで公開されました。

事象・回避方法等の詳細につきましては、下記KnowledgeBaseをご参照願います。

【NSM】 KB30436 Leap-second handling on NSM appliances
http://kb.juniper.net/InfoCenter/index?page=content&id=KB30436

情報に更新がありましたら、本ページを順次更新させていただきます。

<以下ご参考:KnowledgeBase概要>
  ※弊社補足
   回避方法が2点提示されておりますが、方法2については不明瞭な点が多く確認を行って
   おります。確認にお時間を要してしまうため、方法1の適用を推奨致します。

対象機種:NSMアプライアンス全て(NSMXpress、NSMXpressU、NSM3000)
 ※弊社補足
  ソフトウエア版は本ページ内容に該当しませんが、ソフトウエア版にて利用するOSに
  ついてはOSベンダーへご確認ください。

発生条件:NSMにてNTPサーバと時刻同期を行っている。
発生する事象:うるう秒が挿入される場合、NSMがハングアップする可能性がある。

NTPによる時刻同期を行っていない場合、事象は発生致しません。
うるう秒挿入後、NSM本体内部の時計に1秒のずれが発生するため、手動で時刻合わせを実施してください。

回避方法: 以下2点の回避方法がございます。

(方法1)NSMアプライアンスにて、NTPを停止にしNTPサーバとの時刻同期を停止する。
 日本時間6月30日9時00分00秒よりNTPサーバによるうるう秒挿入の告知が開始され
 ますので、日本時間6月30日8時59分59秒迄にNTPを停止し、NSMがうるう秒の挿入を
 認識しないようにしてください。うるう秒挿入後(日本時間7月1日9時00分00秒以降)に
 NTPサーバとの時刻同期を再開する。
  NTP停止コマンド
   /etc/init.d/ntpd stop
  NTP開始コマンド
   /etc/init.d/ntpd start
  ※弊社補足
   上記コマンドを実行する場合、root権限にてコマンドを実行する必要があります。

(方法2)NSMアプライアンスにパッチを適用する。
 メーカからNSMアプライアンスに、CentOSのtzdataパッケージをアップグレードする
 パッチを適用するよう案内がありました。
 NSMのバージョンがNSM2012.1以降の場合、以下のURLからパッチをダウンロードして
 ください。
 ダウンロード先(CentOS Project)
 URL http://mirror.centos.org/centos/5/updates/i386/RPMS/
 ファイル名: tzdata-2015a-1.el5.i386.rpm
 NSM2011.4以前については、パッチはございません。NSMアプライアンスを弊社最新
 リリースへアップグレードした上で、上記のパッチを適用してください。
 パッチ適用コマンドは以下になります。(root権限にて実行する必要があります。)。
   # rpm -Uvh tzdata-2015a-1.el5.i386.rpm

  ※弊社補足
   NSMアプライアンスのアップグレード手順については、こちら をご参照ください。
   (参照にはサポートID/パスワードが必要です。)
   本方法のパッチ適用手順および影響は弊社にて確認中となります。

  ※弊社補足
   KnowledgeBese公開当初はNTPを"slew"モードで動作させることにより、事象を回避する
   方法が案内されておりましたが、KnowledgeBaseの更新により非推奨となりました。

以上